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研修旅行(讃岐の巻き)

翌日、淡路島うめ丸http://www.umemaru.co.jp/

部屋風呂で、ひとっ風呂あびて、DSCN1047.JPG

あっちに見える、大鳴門橋を渡って、四国入りです。

途中、瀬戸大橋も、半分まで渡りました。DSCN1049.JPG

こんぴらさんも、DSCN1057.JPG

半分まで・・・・(笑)

さて、いよいよ1度見て見たかった、讃岐の屋根。。

見て来ましたよ~!

ご案内頂いたのは、藤安瓦の、瓦ジスタさんhttp://ksista.exblog.jp/

まずは、関東で、井筒瓦を使う男。お洒落な屋根(笑)としては

本場物の井筒の研究探索。。

探索な~んて、言っている次元ではなく・・・

軒並み井筒のオンパレード。。DSCN1064.JPG

鬼瓦も、1度生で見たかった、雲頭(くもがしら)鬼

そう、おでこに、雷様(笑)が付いている奴です。DSCN1066.JPG

装飾鬼瓦に、井筒のオンパレード。。

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当社の井筒施工なんて、まだまだ、ひよっこ。。(笑)

ですが??関東で、井筒を使う男としては、

どおちても、井筒の製造を見ておきたい。。ってな訳で、

見学させて頂きまちたぁ。

じゃ~ん!!↓DSCN1073.JPG

さっすが!井筒屋さん!。。

井筒の白地が、うじゃうじゃ、ごろんごろんしてました。

疑問に思っていた、製造方法も、ご説明を受け、んでもって、

一目瞭然。。納得いたしました。スッキリいたしました。

ありがとうございました。

さて、これまた、興味のある鬼瓦。。↓DSCN1074.JPG

3重覆輪鬼瓦。。これも、讃岐(香川県)の、鬼瓦です。。

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町中と言うか?村中。。入母屋の、オンパレード。。

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恐るべし、讃岐。。って感じに、圧倒されました。

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完全に、脱帽です。

次の記事は、研修旅行(伊予の巻き)を予定しております。

乞うご期待です。


研修旅行(淡路の巻き)

5月・26・27・28日と、予告通り!

研修旅行に行って来た、お洒落な屋根です。

行った先は、私のブログで、蔵の瓦・ここ一番の時の瓦・

今回の神社の瓦の、淡路島。。そして、井筒の讃岐(香川県)

そして、使った事はありませんが、興味のある、伊予(愛媛県)の菊間瓦

見学のコースです。

初日は、朝早く、羽田空港[飛行機]から、阿波(徳島空港入り)

んで、レンタカーで、淡路島上陸。。

ご案内役は、(株)大栄窯業瓦人さん

数々の窯元さんを、見学させていただきました。

各窯元様、ありがとうございました。

そして・・・見学は・・・

南あわじ市役所です。じゃ~ん!↓DSCN1032.JPG

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壁面の外側も、内側にも、瓦が使われていました。DSCN1036.JPG

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そして、瓦で一番大切なもの。。。そう、原料の粘土です。

粘土採掘場にも、連れてっていただきました。

この、スケールのでかさ・・・↓

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この層、すべてが、瓦になるのではなく、特定の層だけ・・

このサイクル、数百万年レベル。。

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この大地の恩恵を受けて、仕事させて頂いている我々

製・工・業者。。

10年保障がどうのこうの、やれ耐震がどうのこうの・・・

言っている次元ではない、。。

自分が、ちっぽけに思えた瞬間でした。(笑)

次は・・・讃岐(香川県)の巻き、伊予(愛媛県)の巻きも、掲載予定

ですので、乞うご期待。。でーす。

これまた、やっつけられた、お洒落な屋根(笑)


屋根やくん

我々屋根屋さんの履物は・・・・・これです。。↓DSCN1008.JPG

ね♪はい、地下足袋でーす。。

だんだん暑くなり・・あんよの裏が熱く・痛くなる季節となりました。

はい、低温やけどをおこすのです。

地面の上で能書きだけたれている奴らじゃわからない事。。

熱っちーよねぇ?この道37年。。37回も夏を経験している

にも、かかわらず・・・未だ慣れません!!(爆)

ご覧のように、地下足袋の中に↓DSCN1010.JPG

中敷きを入れたりしています。(これはかなり有効)

ですが??それでも、熱い。。

んな訳で、今年からは、地下足袋オンリー派の私ですが・・

こ~んなの、試してみます。

その名は・・・ズバリ!「屋根やくん」↓DSCN1016.JPG

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♯3になって、マジックテープが改良されました。DSCN1011.JPG

右から左から、交互に留め付けます。

んで、かかと部分にも、DSCN1013.JPG

マジックテープが付いています。。DSCN1014.JPG

靴底のゴムも、滑りにくいと、定評があります。DSCN1019.JPG

今年の夏は、あんよの裏の痛みも、少しは軽減するかな??(笑)

1日履いてみての感想は・・・

確かに、このゴムは滑らない。足裏も熱くなりにくい。。

ただ、足が、地下足袋慣れ(笑)しちゃってるので、

ちょいと、違和感がある。。後は、慣れってことかな??

ま、地下足袋と、屋根やくん、併用で、今年の夏も乗り切ろうと

思う、現場主義の、屋根屋君。。男お洒落な屋根です。。(爆)

追記・・・お知らせいたします。。

明日より、3日間。。研修旅行の為。

当社、お洒落な屋根山田瓦店の業務は、誠に勝手ながら、

お休みとさせていただきます。

また、ブログのコメントのお返事も、すぐには、出来ません事

ご了承くださいませ。。

行先は、淡路島。。四国縦断を予定致しております。

帰って来てからの日記にも、ご注目下さいませ。。

ひと皮むけた、お洒落な屋根の記事がご覧頂けると思います。。(笑)

明日早朝出発[飛行機]。。の為、もう寝ます。(爆)


瓦の凍て(いて)

私の今日の仕事は・・・

屋根から、変な物がポロポロ落ちてくるっとのご依頼のお宅です。

だいたい、このようなのご依頼は、プロとして、簡~単に診断がつきます。

はっはーん!漆喰の剥がれだな??

漆喰塗りか?状況で、棟積み替えで決まりだな??って、感じ。。

電話の状況で、判断出来るのも、プロとして大事なことです。

が??

現調に行って・・・こ~んな事例もあるのです。。

ポロポロに正体は・・・・↓DSCN0997.JPG

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瓦の表面が、↑ご覧のように、剥離してしまう現象。。

「凍て」(いて)る。

っと言う現象です。この現象は、焼成温度不足や、成型時の、

半真空状態の時に、起こりやすい現象です。

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これらを、差し替えてあげまして、

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この始めの仕事。。当社施工ではありませんが?

やった業者も、製造したメーカーも、知っています。(笑)

ま、んな事言ってもしょうがないので、

やばい所、全取り替えで、↓

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ご覧のように、差し替えてあげまちたとさ。。

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粘土瓦は、土の、焼き切る温度って奴を、見付けなければいけないのです。

その土地.その土地の土によって、焼き切る温度って奴が違います。。

ここんとは、また後日。。正気の時に講釈いたします。

焼き切る温度。。

ここんとこは、製造経験がなくっちゃ、お話出来ません!!

1円でも安くを追求したりしていると、このような現象、おこりやすい。。

もっともらしいこと抜かして、メーカーいじめしていると、

あとで、しっぺ返しが来ますよー!っだ!!(笑)


お宝修理

お洒落な屋根、本日の仕事は・・・・DSCN0979.JPG

こ~んな感じの、築明治時代。。その草屋根を、昭和30年代に、

小屋取り替えして、瓦にした屋根の修理です

まだ、いいねぇ!サイズは、56判深切り・・・

風切り丸の修理です。。↓

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隣の、大正時代の物置の屋根も、捨てがたい・・・↓DSCN0987.JPG

ケラバも、手先深切りの、かきあぶりの手付品。。

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お宝ですよね♪

この屋根も、私のお手手をもってすれば、まだまだ修理可能なのですが?

残念ながら、土台が腐ってしまって、お施主さんも、あきらめムード。。

ま、それはしょうがないですが??

ちと残念。。

残念ついでに、ちょいと、気分が悪いのが・・・・

あ~っちの方に見える奴↓

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ズバリ・・これ↓

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天敵、温水器…(笑)

画期的装置ですが・・・瓦は悲鳴をあげています。。

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痛いよ~!って。。。

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素早く、撤去してあげたい気分ですが??

そうも言ってられない、現実・ジレンマ。。

何かスッキリしないストレス気分。。(笑)

はっきり言って、お前は邪魔だ!!っと、ここで叫んでみる。。(爆)


真っ直ぐに積んじゃう方が簡単

予行通り!本日[晴れ]たので、棟積みです。

築90年のお宅。。。こ~んな感じに棟積み中。。。

じゃ~ん!!↓

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こ~んなラインで積んでいます。。

築90年ともなれば、自然の法則で、棟木も、

ぶったるんでいます(笑)

ここを、あえて、無理矢理矯正すると、違和感が出ます。。

今回選択の水糸は・・・・↓DSCN0971.JPG

左の、太糸。錘糸で積みました。。。

真っ直ぐピーンと、右の、ピンクの糸で積んでも、積めるのですが??

最終的美感が、美しくない。。

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要は、ばれなけばいい。

この屋根のかぶり(開き)も、片側2寸3分。。合計4寸6分

下を、7分、上を、7分5厘で割っても、まだ、全然足りません。。

ここんとこは、風切り丸で、ばれないように微調整。。(笑)

言われなければ、わかんないでしょ??

仕事って奴は、ばれない程度のごまかし。。

これが出来て一人前。。

綺麗事抜かして、素人だまししているのとは、違う次元。。

ここんとこが、マニュアルにはできない所。。

ま、自分のインチキ公開しているお洒落な屋根って奴は、

これまた、違う次元(笑´∀`)ヶラヶラ

ま、見てよ。。こ~んなラインで積み上げました。とさ。。↓DSCN0969.JPG

詳細をば・・・DSCN0970.JPG

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真っ直ぐ積んじゃって、俺のせいではない!!って言っちゃった方が楽。。

なんだけろ、ばれないように積む醍醐味。。

数値じゃ表せない職人の技。。ってなもんだぜぃ!!(笑)


上屋だけ葺き替え

今の仕事は、これまた、大雪被害現場です。

土葺きで、損傷が著しく修復不能の現場です。

ま、私のお手手(笑)をもってすれば、既存通りの復元は可能

なのですが??

修復するよりは、葺き替えしちゃった方が、安いケース。。

自動車事故等でも、あるでしょ??

ま、んなケースです。(笑)

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いくら、格安でも、日本瓦はもちろん!・風切り丸も、妥協しません!!

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こっち側も、足場の良いうちに、平葺きする前に積んじゃうのが

お洒落流。。(笑)DSCN0943.JPG

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こ~んな感じに平葺き終了!後は、棟積みを残すのみ。。。

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あとは、棟積みを残すのみ。。

本日[雨]の為お休み。。明日完成!の予定です。

さて、んな事より・・・・本日16日は・・・・・

じゃ~ん!!↓

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孫たちに、囲まれながらの(☆´≧∀≦)σ ⌒ハッピィバースデイ*

でちた。

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じいじ(笑)。。まだまだ、頑張りまっす。


鉄は太る。。

昨年の、大雪被害の現場の修理。。

まーだ、やっている、超呑気な、

当社、お洒落な屋根山田瓦店です(笑)

物件は、入母屋降り鬼瓦。。

ズレ、落下修理は、数多く修理いたしましたが??

本日の鬼瓦は・・・・・これ↓

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ごくまれなケース。。半面落下の鬼瓦君。。(笑)↓

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原因は、ズバリこれです。。DSCN0935.JPG

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鬼瓦制作時に間違って混入したと思われる鉄片。。

これが、長い年月の間に錆びて太り、亀裂が入った所に、

今回の大雪で、水が入り、凍結して、これまた太って膨張。。

最終的に、爆発(笑)ってな感じでしょうか??

今回のような例はまれですが??

瓦に、鉄は、相性が悪い。

釘穴に、鉄釘なんてのは、もっての他。。

ここ近年、棟に鉄筋棒なんか入れて、親切丁寧等うたっている

業者さんも多いですが??

私の経験上。。はっきり言って、かんばしくない!!

鉄は太る。。ましてや、竹木舞の横竹が早く腐食するように、

横筋は、水分を含みやすい。。

更に,銅線なんか絡めれば、鉄は、どんどん腐食が進みます。

ま、主流派に、文句言ってもしょうがないのですが??

誰かがつぶやいて行かなければ、真実は伝わりません!!

私は、あえて、憎まれっ子覚悟で、発進していきたいと思います。。

ほんと、やばいんだって。。。

こんなじじいの一人ごと。。(爆)


赤瓦

GWも、休まず営業中の、当社、山田瓦店です。(笑)

ま、子供達にも、見放され、遊んでもらえないのが現実の、

じじいの、お洒落な屋根です。(爆)

まだ、昨年の大雪被害現場も、終わってないのが現実です。

一部を公開。。じゃ~ん!!↓DSCN0926.JPG

 大雪により、軒瓦(唐草)が、落下してしまったお宅です。

この瓦は、関東赤瓦。。

赤瓦と言えば、沖縄の赤瓦。三州の塩焼瓦。石州の来待(きまち)等

を想像する人が大半だと思いますが??

この瓦は、関東で、だるま窯のいぶし瓦が主流の時代。。

トンネル窯を導入して、陶器瓦に参入の第一歩の、瓦

赤瓦(こうかつ)です。

昭和40年代後半から、50年代にかけて、造られた瓦です。

50年代になりますと、三州の、釉薬を使い、今では、白バー(笑)

になってしまった、ハイシルバー色や、青緑色・黄金色・青銅色等も、

作られていました。が??

昭和の時代に、壊滅してしまいました。。

↑注・・・あくまで、私の記憶ですので、詳しい事は、

ご自分で、お調べ下さいませ。。(無責任)

関東赤瓦・・・今では製造メーカーもなく、

修理不能のようですが??

捨てる神あれば、拾う神あり・・・

三州の、岩福セラミックスさんが、片面施釉ではありますが?

関東赤渇(こうかつ)復刻判を、製造してくれています。

こ~んな感じに、復旧完了!です。↓DSCN0927.JPG

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んで、本日。。超長丁場だった、屋根葺き替え工事。。

や~っとこさ完了いたしましたぁ。

玄関入母屋。。こ~んな感じです。。。↓DSCN0932.JPG

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んじゃ。。


平屋住宅完成!

昨日チラリ書きました、お待ち頂いた、

平屋の和風住宅の屋根瓦工事が、完成!いたしましたぁ。

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 日本瓦いぶし。。桟瓦は、切り落ちで、

軒先は、ベタ万、袖瓦は、中付け袖、鬼瓦は、新山

棟は、天神熨斗にて、目地積み。。

ま、当社、得意のパターンにて、完成!です。(笑)

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昨日の予告の鍾馗様。。

私としては、玄関上の、上屋の軒下↓DSCN0907.JPG

この辺の位置で、下を睨ませようと、たくらんでおりましたが??

元請け棟梁・お施主様のご意見で、ここに決定。。

じゃ~ん!!↓DSCN0924.JPG

ま、いいや、、答、正解がないのですから、(笑)

基本、ご希望通り!喜ばれる位置に。。。取り付けましたピョ~ン!!

職人だったら、一手間・一仕事。。は当然ですが?

一提案、一踏ん張り。。和型の魅せ方。。を、

ご理解頂く努力。。は、最低限しないといけません!!

親切・丁寧・見積り無料。。だけじゃ、ダメですね(爆)


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