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鬼瓦の選択・ん?洗濯(笑)

物置の屋根の瓦葺き替え工事に入っております。

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本日は、鬼瓦のお話です。。

鬼瓦と言えば…一般の方は、鬼面鬼をイメージする方が多いのが

現実ですが??

一般住宅にも、鬼瓦はのっています。

火除けのおまじないとして、雲・水・波・燃えにくい若葉等を

あしらった、デザインのものが多いのです。

この手前の蔵。。。↓

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の鬼瓦。。↓

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俺、案外好きです。(笑)

この、妙に、妖怪っぽい、デザイン。。

制作、鬼師の、遊び心が、感じられます。

この蔵。そろそろ、お洒落な屋根先生の、大幅なる、メスが

入りそうな気配むんむんですが??・・・(笑)

それは、後日のお楽しみといたしまして、

さて、この物置の現場。。

瓦降ろしは、解体屋さん。野地直しは、大工さんってな感じの、

図式です。

古い瓦は、全面撤去。。の号令の元。。

皆~んな作業しています。

現場の合間に、行って良かった!ギリギリセーフ!!

もう少しで、ダンプにぶん投げられる寸前の鬼瓦を

だめだ!だめだ!!取って置け!!の鶴の一声で救出

この鬼瓦です。じゃ~ん!!↓DSC08664.JPG

完全手彫りの、一品です。

手掘りか?型抜きか?の見極めは・・・・↓

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上が、出ているのです。

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ん?~!説明が下手かな??

これじゃ、型じゃパカッと抜けないでしょ??

ちなみに、型抜きの場合は、こ~んな感じに・・・

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先細りになっております。

今回の葺き替えは、この鬼瓦の再利用と言う選択です。

まだまだ、現役続行していただきます。

んで、お洒落な屋根。。たわしで。洗濯。。ん??

ほ~ら!(笑)↓

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良い鬼瓦でしょ??

鬼瓦は、魔除けの一品。。

一般の皆さんも、鬼面だけでなく、こ~んな所にも注目して見て下さい。。ね♪

案外、無造作に捨てられている、お宝があるはずです。


寄棟雨漏りのメカニズム

たまりにたまった、修繕工事。。

コツコツと、 こなしております。

ま、人にやらせている訳ではないので、つい、仕事に夢中になり、

にゃかにゃか、写真撮ってる暇がない!のが現実です。

本日の仕事も、雨漏り修理。。

築30年の、寄棟の雨漏り修理です。。DSC08651.JPG

瓦の破損は見られない・・・ 

上手下手は、いづれにしましても、パッと見、丁寧に施工しては

ありますが??

私位のベテランになりますと、あばかなくても、だいたい、想定は

付きます。。

これを、メカニズムが分からない業者に、依頼すると、

下手に、ボンド塗られたりしちゃいます。

まだ、雨漏りが止まらない!!と、言うと・・・・・

塗りが足らなかった。。更に増し打ちをかけましょう。。

今度は、完璧です。。と、多額のお金を、追加要求されて、

いる、貴方。。。ご愁傷様でです。(笑)

こ~んな商売も最近多いのも現実ですが???

それじゃ、ダメじゃん!!

本物の職人なら、メカニズムわからんとねぇ??

思い切って、バラします。DSC08650.JPG

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ほ~ら、雨漏り跡が・・・・DSC08649.JPG

これは、鱗勝手(うろこがって)そう、三角に切ってある瓦の、納め方にあります。

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あばいてみましょう。。DSC08654.JPG

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土を、たくさん使って、安定をとってあって、一見丁寧に見えますが??

根本的に、NG。。。

納まりを、土を取り除いて見て見ましょう。。↓

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下の瓦の、欠き込みが大きい。。さらには、上の瓦が、大きいのが

災いしています。。

こ~んな感じに、入れ替えてあげます。DSC08658.JPG

んで、積み替えてあげて、完成!です。。

完成!写真がありません!(爆)

丁寧と、上手は別物。。ネット等で、親切丁寧。。見積り無料

皆~んなうたっておりますが??

ここんとの見極めは、貴方ご自身です。。ご注意下さいませ。。

雨漏り修理。。業者をお選び下さいね♪

注・・・当社は、一見さんお断り。見積り有料・・更には、年内工事は、

おそらく、不可能です。ので、ご了承くださいませ。。。(笑)


塀目板瓦(へいめいたかわら)

例の、明治時代の、街道沿いの、商家さんの、

こ~んな箇所も、一部、補修いたしましたぁ。。

この味のある、板塀です。。。↓

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この塀の上にのっかっている瓦は、目板瓦(めいたかわら)と言います。

明治時代、関東でも、たたらを、盛って、手造りで、製造したお宝物件が

数多く、存在していましたが??

お宝がわからず、変てこな修理しちゃってる物件の多いこと・・・

ダメだね♪関東は、見栄を張る職人は多いのですが?

意地を張る職人が少ない。。(笑)

んでも、このお宅の塀目板瓦は・・・

130年、数々の職人が入ったにも、かかわらず・・・

にゃ~んとなく、原形を保っております。が??

この部分。。

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子供の通学路って事で、危険のないように、

当社、お洒落な屋根 山田瓦店が、一部、補強工事を施しました。DSC08615.JPG

こ~んな感じに・・↓

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落下防止を重点的に、復元しているのですが??

4種類の瓦。長さが違うのありーの、幅が違うのありーの。。

歴史があるので、その都度、手造りにて、

復旧していたご様子。。

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↑これが、一番最近、復元した、三州野安謹製の塀目板です。

4種類の瓦を、とりあえず、並べましたが??

旦那様。。ここらへんで、この雰囲気を残しつつ、全面葺き替えを

計画中。。らしい。。

ここまで、この家の価値がわかる職人は、今後出てこない!!

ってな訳で、

候補にあがっている、お洒落な屋根です。。(笑)

いいよね♪。目板瓦。。(^-^)ニコッ


平葺き完了!そして、ケラバ・・・

モニエース。平葺き完了!いたしましたぁ。。

じゃ~ん!!↓

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その昔、早葺きの裕ちゃんと、異名をとった私ですが・・・(笑)

まだまだ、若い者には、負けない気力だけはありますが??

年々しんどくなるのがわかる、今日、この頃です。(爆)

このような物件は、若いもんに任せるのが賢明かと思いますが?

そうも言ってられないのも、現実です。

んでもね♪『亀の甲より年の功』

最近、モニエースのケラバが付けにくいのですが??・・・

と、リアル若者君から、電話相談あり・・・

んな邪魔物は、ひっぱたいちゃぇ!!っと言ってやりましたが??

そうそう、この、ボッチ。。↓

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UPで・・↓DSC08642.JPG

も~っと、UPで↓

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数か月前からケラバに付いた、施工には邪魔なこのボッチ。。。

私は、無意味なので、ガンガン、ひっぱたいていますが??

事、真面目な若者君は、メーカーさんが、あえて・付けたボッチですから、

何か意味があるのではないか??

破風から、逃がす為ではないか??等、

真剣に悩んでいる、ご様子。。

ま、和型の防災爪をも邪魔だ!と、ひっぱたいている記事を

書いている、私なので…(笑)

(注↑これには、意味がある。。)

若者君に、嘘教えちゃまずいので・・・メーカーさんに

聞いてみた!!

そちたら、このボッチは・・・製造工程中。

施釉(うわぐすりをかける)の際、チエーンハンガーで、吊るすのに

必要な、ボッチで、施工には、何ーんの意味もないボッチです。

邪魔だったら、どんどん、はたいて下さいだそうです。。

しっかし、邪魔だなぁ!!

今後、メーカーさんも、改善する予定らしいです。

だから、ご覧のように、ガンガン!タンガローで、ひっぱたいて下さい。。DSC08644.JPG

何度も書くようですが・・・ 

三州メーカー創嘉瓦工業さんの、社長の言葉

「あったら便利な物。。あっても邪魔にならないものの改善と努力

なら、惜しまずやって行きたい!!」

私の好きな言葉です。こうでなくっちゃね♪(^-^)ニコッ


久々の新築(笑)

本日は、久々の新築工事。。

瓦桟木を打って来ましたぴょ~ん!!

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 ここで、一句。。

『柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺』(笑)

実は、何を隠そう・・・

当社、山田瓦店も、新築瓦工事。。承っております。(爆)

ここ書いておかないと、

ねえねえ、あの、山田瓦店って、新築できないんじゃないの??

って、奥様方の、井戸端会議で出て来そうな、位、新築物件が、遠い、

お洒落な屋根・山田瓦店です。

ぎゃははははははは _(__)ノ彡☆ばんばん!

ま、んな事は、置いといて・・・

瓦桟木、打って来ましたよ~ん!!↓

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ん??ピッチが、荒くないかい??

葺き足、6寸の屋根を葺いた上がりでは、俺、間違えたと、思ったぜぃ!!(笑)

思わず、確認。。

大丈夫です。合ってます。。↓

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今回、使用の瓦は、これ↓

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陶器瓦2山タイブ。モニエースです。。

んとね♪

このお宅の廻り中の屋根。。↓

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こ~んな激戦区の中。。

やっぱ、屋根材は、歴史ある、粘土瓦でしょう。。

どの?ラインで一線を引くか??

微妙なところではございますが??

当社は、、粘土瓦・焼き瓦・専門店です。

だって、言い訳はしたくないですから・・・(笑)


男の意地。完成!いたしましたぁ

明治時代の、商家の、復元瓦工事。。

本日、完成!致しましたぁ。。↓

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平瓦は、葺き足6寸。。切り落ち瓦。。

今回、棟は、青海波(せいかいは)スケルトン納め。。

もっと、詳しく・・・薄紐熨斗天神(うすひものしてんじん)目地積み

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隅棟も・・・薄紐目地積みで、ダイナミックに・・・

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復元中。。DSC08612.JPG

UPで・・

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冠瓦は、角桟の紐丸にて、復元中、。。

んで、この箇所・・・↓

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ん??変な雨樋らしきものが変な個所に・・・・???

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ここは、戦争当時から、雨漏りに悩まさていた箇所。。。

明治の職人から、今の俺に宿題とされていた箇所です。

ここは、鈑金屋さんと共に、悩んだ箇所です。

ゲリラ豪雨にも耐えられるように、どぶを深く取り、

万が一に備えて、お掃除出来るように、蔵の部分を、

一部、板金腰葺きといたしました。

後は、板金屋さんが、この箱樋出口付近を、囲って、

新規、はいドイを取り付けてくれる予定です。

よって、この箇所の雪止め瓦は、省いてあります。

んでもって、はいドイ留め付け用の、ステンレス線も、あらかじめ出してあります。

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旧街道沿いのこのお宅。。

足場ネットが取れた時に、また、公開したいと思います。

歴史のバトンタッチ。。

残したいよね♪江戸前の仕事。。


棟積み状況。

平葺き完了!いたしまして、棟積みに入っております。

一部、進行状況を、UPいたします。

じゃ~ん

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 この箇所の納め方は、多々ありますが??

今回の仕様は、既存通り!半月納めの1本トンネル納め

と、致しましたぁ。

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んで、いよいよ、大棟です。

今回も、こ~んな感じに・・・

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青海波。。こ~んな感じに積んでお-ります。↓

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さて?んな事より、本日の記事のメインと言うか?

追記と言うか??・・・・・

当社の必殺アイテムをご紹介いたしましょう。。。-(笑)

ズバリ!これです。。チーン!!DSC08594.JPG

現場用に、電子レンジを新調いたしましたぁ。。

たいした道具も持っていないくせに・・・(笑)

ま、これからは、主流になることでしょう。。(爆)


棟積み開始。。

先日、や~っとこさ、平葺き完了!致しましたぁ。

んで、本日からは、いよいよ、棟積みに取り掛かりました。

とりあえず、準備。。↓DSC08564.JPG

例の狭い道のりを、人海戦術にて、南蛮漆喰・鬼瓦の運び込み

んで、影盛り鬼瓦8寸跨ぎ3つ切り6寸勾配用も、組み立てまして、

いよいよ、棟積み開始です。

見て、先日葺き終わった平葺き箇所。。

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葺き足6寸

最長箇所で、55枚登り。。DSC08568.JPG

途中。休憩所(ステージ足場)を、2か所作らないと、

とても、登れません!(爆)

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見て、この葺き足。。↓

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今の現場(第二期工事)から、第一期工事(蔵)を望む↓

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そちて、鬼立て式↓

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鬼瓦台下の、自家製瓦メンドにも注目。。

さりげな~いお洒落。。わかる人だけわかるお話。。・・・(笑)


悪戦苦闘中(笑)

お天気安定して、通常ですと、ガンガンはかどる展開ですが??

毎日現場に行っているにも、かかわらず・・・

ちょっと手こずっている、当社、お洒落な屋根 山田瓦店です(笑)

まずは・・・材料の運び込み・・・

この、板塀(味のある目板瓦)の扉から侵入いたします。DSC08553.JPG

注・・このブルーシートの箇所は、一部補修で、

当社、お洒落な屋根 山田瓦店が復旧いたします。

んな事は、置いといて・・・

一輪車も通らない、この狭い道のりを・・・

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ひたすら、手運びしております。

や~っとこさ、屋根まで続く、梯子(タワー)の箇所↓DSC08558.JPG

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ここまででも、一般の瓦屋さんは、アゴを上げそうですが?(笑)

ここから、更に、こ~んな、マシーンをセッティングしてあります。

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そう、メイドインイタリーです。

これにて、ガーって足詰め作戦!DSC08539.JPG

こだわりの仕事です。

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こ~んな、いらない箇所(笑)を・・・
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ほら・・↓

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明治時代の復元には、やっぱ瓦でしょ?

更には、ここまでこだわりたい!!

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惚れた弱み。。とことんやり抜きます。。

帳面面・利益率・マニュアルだけで、瓦を語る奴には、

わからない事。。

んでも、ここまでやらないと、おっ止まりが付かなくなって

しまっている、変人お洒落な屋根です。(笑)

変人ではなく、名人と呼ばれる日は来るのか??(爆)

ま、いいや、惚れちゃったんだから・・・・


古民家葺き替え。

例の古民家屋根葺き替え工事。。

順調に、予定通り!悪戦苦闘中(笑)

本日は、この古民家。。大工さんがリフォーム中の

内装を、チラリ、公開しちゃいます。

このレトロ感。。見て!じゃ~ん!!↓

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千本格子の建具に、ケヤキの一枚板。。

ここも見て・・・↓

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家の中から、座敷蔵の、観音扉・・・DSC08534.JPG

それと、ここ・・・↓DSC08536.JPG

UPで・・・DSC08522.JPG

何やら、ガラスに文字が・・・DSC08535.JPG

はい、電話室だぴょ~ん!。。これも、いい感じでひょ??

更には、ここ・・・・↓DSC08527.JPG

はい、箱階段に、金庫です。。DSC08523.JPG

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この、雰囲気を残しつつ、+αで、現代風に、

リフォームするそうそうです。

さて、屋根担当のおいら達は、

この雰囲気を壊さず、葺き替えます。↓

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ここは、当社の得意なところ・・

意地で、立候補して、こだわります。。(爆)


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