SSブログ

鉄は太る。。

昨年の、大雪被害の現場の修理。。

まーだ、やっている、超呑気な、

当社、お洒落な屋根山田瓦店です(笑)

物件は、入母屋降り鬼瓦。。

ズレ、落下修理は、数多く修理いたしましたが??

本日の鬼瓦は・・・・・これ↓

DSCN0933.JPG

ごくまれなケース。。半面落下の鬼瓦君。。(笑)↓

DSCN0934.JPG

原因は、ズバリこれです。。DSCN0935.JPG

DSCN0936.JPG

鬼瓦制作時に間違って混入したと思われる鉄片。。

これが、長い年月の間に錆びて太り、亀裂が入った所に、

今回の大雪で、水が入り、凍結して、これまた太って膨張。。

最終的に、爆発(笑)ってな感じでしょうか??

今回のような例はまれですが??

瓦に、鉄は、相性が悪い。

釘穴に、鉄釘なんてのは、もっての他。。

ここ近年、棟に鉄筋棒なんか入れて、親切丁寧等うたっている

業者さんも多いですが??

私の経験上。。はっきり言って、かんばしくない!!

鉄は太る。。ましてや、竹木舞の横竹が早く腐食するように、

横筋は、水分を含みやすい。。

更に,銅線なんか絡めれば、鉄は、どんどん腐食が進みます。

ま、主流派に、文句言ってもしょうがないのですが??

誰かがつぶやいて行かなければ、真実は伝わりません!!

私は、あえて、憎まれっ子覚悟で、発進していきたいと思います。。

ほんと、やばいんだって。。。

こんなじじいの一人ごと。。(爆)


nice!(0)  コメント(4)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 4

T山のマスオ

いつも拝見させて頂いています。その土地どちの違った施工を抜きにしても、私も棟に鉄は無しだと思います。高温多湿なこの国にあっての和瓦の優位性を何故、全瓦連さんが一番にアピールしないのか不思議でなりません。目指す処は職人であり商人にあらず。微力ながら応援させて頂きます。
by T山のマスオ (2015-05-13 08:19) 

お洒落な屋根

T山のマスオ さん>いつも覗いて下さいましてありがとうございます。
             確かにおっしゃる通り!私のリアル友達・大先輩方からも、
             同様の意見が大多数なのが現実です。
             ま、上層部は、言うなれば、[王様は、裸だ!」って、
             素直に、言えなくなってしまっているのがネックかな?
             職人だったら、一手間・一仕事。。
             お互いに頑張りましょうね♪
             皆んなで、楽しく綺麗に、屋根葺いて行きましょうね♪
             素直に、真剣に取り組んでいる若者君に、
             最低でも、嘘教えちゃまずいでしょ??
             私は、私なりに、瓦の魅力をいかに引き出せるか??
             を、発信していきたいと思います。。
              また、覗いてくだちゃいね♪ニコ(*^_^*)ニコ


             
by お洒落な屋根 (2015-05-13 19:46) 

張替

職人ってものは自分が納得出来なければ
おいそれと自分の仕様を変えれるものじゃありませんね

10年以上前に〇〇工務店仕様の棟が
海沿いの現場で、爆裂したと聞いた事も在りますが・・・・

内陸で、オール南蛮仕様なら大丈夫と信じています

願わくば、ステン製で安価な物を
組合で出して頂きたいものです・・・・・・(^^;
by 張替 (2015-05-23 12:07) 

お洒落な屋根

張替さん> 南蛮も、汗をかきます(結露)からねぇ。
        かなり早い段階で、腐食は進みます。
        ま、10年保障程度だったらクリア出来ると思いますが?
        実際問題、粘土瓦は、そうじゃねーよね♪
        コロもやスレートの考え方の延長で、物事を判断しちゃ
        まずいよねぇ。
        糞味噌一緒の考え方の、統一マニュアルには、
        一線を引くべきだと考えております。
        粘土瓦。。まだまだ、明治時代、更には、江戸時代施工の、
        瓦君が、現存している現実。。
        ここんとこの気合い・根性を見習いたいものです。
        その次元で瓦を語ると・・・・
        横鉄筋は、論外です。。(笑)
        
        
        
        
        
by お洒落な屋根 (2015-05-23 19:11) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

赤瓦上屋だけ葺き替え ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。