世界遺産地域の屋根。
昨日は、新築現場の屋根瓦工事。。
こ~んなケラバ付けまして・・・↓
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ビシッと!施工中。。
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この、ケラバ(袖瓦)は、中付け袖瓦と言います。。
んで、平葺き中。。↓
平葺き、完了!致しまして・・・↓
屋根足場、組んで、クシメンド(瓦メンド)を固めて、
とりあえず、終了。。棟積みは、後日のお楽しみ、ってな具合(笑)
そちて、本日、向った現場は・・・・
世界遺産地域。。物件は、こ~んな建物です。。↓
群馬県南部・埼玉県北部地域に多い、櫓のある家。。
我が地域では、この造りを、煙出し・と呼んでいます。
煙出し・櫓(やぐら)・うだつ・等
呼び名は、いろいろありますが??
この造り。。実は・・・人間の為ではありません!!
誰の為か??はい、それは、お蚕様の為の造りです。
そう、この頃は、母屋の2階には、お蚕様が住んでおりました。
お蚕様の換気に、この櫓が必要だったのです。
今でこそ、やれ!棟換気だ!何だ!等ほざいておりますが??
んな事は、頭の良い、日本人。。我々の先輩は、
とーっくに、考え付いていたんだよ~ん!!(笑)
この事を踏まえての進化ならいざしらず・・・
これを、度返ししての進化と思われる偽物文化は、
いかがなものか??
先輩・先人は、教えてくれています。
ま、むじゅかちい事は後に致しまして・・・
良い所は真似します。
悪い所は改善いたします。
例えば、このかむり。。(笑)
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今回は、櫓部分の瓦降ろし。。
こ~んな感じに、瓦降ろし中↓
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赤城山・利根川が丸見えの、赤城おろし直行の、強風の中。。
櫓の中は…↓
一本物の、丸太の棟木には・・・・↓
上棟 昭和参年拾弐月拾四日の文字が・・・ありました。
こちらも、こうご期待。。
後は、大工さんに任せて、明日は、新築現場の棟積みに
舞い戻りまーす。
おー!!大青海の月見棟!!!
赤城山を見通すためでもあり、きっと赤城おろしの風圧を逃す目的もあったかのようなストーリー満点の棟積みですね\(^o^)/
継承と改善…楽しみにしております!!
by 瓦人 (2016-02-24 20:31)
瓦人さん>そうなんです。本来であるならば、関東大青海なんです。が??
もう、今となっては・・・・
何やら、PTA会長さんが、井筒をたくらんでいるご様子です。(笑)
by お洒落な屋根 (2016-02-25 09:14)