土葺き(どぶき)
今日は、瓦めくり、はい、瓦葺き替え工事です。
この瓦、土葺き(どぶき)です。
明治時代~昭和初期まで、主流だった葺き方です。
棟は、関東8分通じ。大目地の目地積み。。
ま、いい味出していますが?
今回、葺き替えです。雨が漏っちゃぁしょうがない(笑)
ガンガン剥がします。
土葺き(どぶき)の屋根下地。。
これは、筋葺き(すじぶき)っと言う工法です。
杉皮(すぎっかわ)を竹で留め付けてあります。
垂木に、野地板を、隙間を空けて、取り付けてあるのが
主流です。
今の時代、土葺き(どぶき)はダメ!昔は、野地板をケチった。
等、抜かしている頭でっかちの諸君!!
実は、この隙間野地にも意味があるのですのよ~ン!(笑)
この隙間野地は、杉皮下地。土葺きには、最適工法なのです。
決して、ただの、ケチった訳ではありません!
隙間野地の上に、杉っ皮。。その上に、土で、瓦を押し付けて
葺く!!その時の、重みと、たわみで、この隙間に、
絶妙のくぼみが…土ズレを阻止しているのです。
それと、自然素材・木・土。。通気性をも味方に付けてる
実は、完成!された工法なのです。
現に、コンパネ下地で、ルーフィングでの、
土葺きじゃ、絶~対に、ここまで、持ちません!!
ま、その事を、踏まえての現代の工法。。への
チャレンジ!!
ここんとこ、重要です。
否定からじゃ始まらない。。。認めてからの第一歩
今の頭でっかちにはわからない事。。
良いとこ真似して、良い屋根葺きましょうね♪((*´∀`))ウキャキャ
2014-09-26 20:02
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コメント(2)
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山田さんの職人魂びんびんかんじながら拝見してます。
現代工法期待してます。
私が教わった親方はいつもいい加減だの適当にというふうに納めろといっています。
美のある理屈の施工をみさしていただいて感謝してます。
by さすらい (2014-09-26 20:23)
さすらいさん> 皆さん、こんなジレンマの中で戦っている訳ですが?(笑)
ま、考え方を変えれば、早くも、親方を超えるチャンスです。
同じ地下足袋仲間として、お互いに頑張りましょう。
皆んなで、楽しく、美しく屋根葺きましょうね♪ニコ(*^_^*)ニコ
by お洒落な屋根 (2014-09-27 06:48)