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瓦葺き替え工事進行状況

昨日までの工事です。

ブルーシートをパカッとめくって、雪降ろしをした、

離れ屋。物置屋根を先行して仕上げましたぁ!じゃ~ん!!↓

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物置だから、安い奴でいい!!等

昔、さんざん、請負師、大工棟梁等書から、言われて、

ランク下の瓦で、施工した経験のある、私、お洒落な屋根ですが??

本来は違うんだ!!

トータル美を追求すれば、共材。を選択するのがベスト。。

言いたい事は、わからない訳ではないのですが?

当社の場合は、ここんとこ、踏ん張ります。(笑)

たかが物置ですが、母屋の引立て役の、名脇役に・・・

これが、トタンや、ランク下の瓦じゃ、はっきり言って、

美感の邪魔。。(笑)

さて、進行状況。。↓

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さて、今回、葺き替えの要注意箇所…かち合いの谷付近

この現場は、こ~んな箇所が、6か所もある

超難問編の、お宅です。。

事実、無理して納めてあったので、野地板は、

ボロボロ状態。。

写真、撮っておけば良かった。

ま、今回は、2度と過ちを繰り返さい為にも、

別の納まりを選択致しましたぁ!かちあい谷の出口付近。。

こ~んな納めです。じゃ~ん!!↓

DSCN0441.JPG

本谷出口付近を、大きくとって、水をスムーズに流してやる。

且つ、美感も、重視する、作戦!です。DSCN0442.JPG

私のよく言う例。。

1級河川、利根川の水を、その辺のU字溝に流すようなもの。。

これじゃぁ無理でしょ??

ってな感じです。

ここんとが、わかってない輩は、瓦の上に、雨どいのエルボ垂れ流し

なんか、やっちゃうんだよなぁ!!

はっきり言って、勘弁してもらいたいよね♪(笑)

瓦は、次の瓦に雨水をバトンタッチしてる構造ですから・・

ほ~ら!↓

DSCN0444.JPG

この重なりが、甍の美。。

ここで、お手手の差が出るのも、事実ですね♪

さて、本日。。建国記念の日。。祝日っと言う事で、

現場に、お休みを頂きまして、雪被害現場の修理に。。。

じゃ~ん!っと言いたいところなのですが??

写真撮ってる暇がありませんでしたぁ。。(爆)

が??

この現場の、旦那様に、ご相談を受けた、この屋根。。

ここのお宅が、代々、維持管理している、稲荷様。。↓

DSCN0452.JPG

DSCN0451.JPG

この屋根瓦を、葺き替えて欲しい!っとのご要望です。

目利きの旦那様。。この瓦は、小判なので、普通の屋根屋に

頼んだのでは、大きな瓦で、バサッ!っと、

おっ被されちゃいそうなので、当社ご指名だそうです。(笑)

休み時間に、早速、査定。。

当社推定。昭和初期の瓦。。小瓦、安国判。

DSCN0450.JPG

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たたら盛りで造った、切り落ちを、職人が、ヘラで、

面を繰った1品です。DSCN0449.JPG

一手間かけた、面取り。。削ぎ面。。

面取りの元祖の瓦ですね♪

この当時は、手間と、技術が要の面取りの方が、1枚単価は、

高い!!当然の事ですよね♪

ここからが問題です。瓦も、金型でこさえられるようになった時。。

大きなつづらと、小さなつづら。。どちらを選ぶ??

ってな時に。。。単価の高い面取り。削ぎ面を選んだ。。

と言うのが、本音のお話。。だと言う事。。

案外知らない人も多いのではないでしょうか??

さて?この稲荷様。。どのように料理するか??

お洒落な屋根さんの、器量・技量が試されます。

ま、ご期待下さい。。期待は裏切らないですから・・・

↑また、酔っ払って、でかいこと抜かしてる。。(笑)


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