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時代考証と、職人の腕

またまた、蔵の下屋根の修理です。

蔵だったら、山田ん家。。っと、

ご指名はうれしいのですが??

どーも、今回。。今年の、大雪[雪]被害による復旧工事。。

物置・蔵。。共に大雪落下による下屋根破損修理です。

大工さんが、垂木・野地板を修理してくれたので、

参上!いたしました

DSC07724.JPG

が??

本来であれば、共に明治時代の2棟。。

DSC07729.JPG

向かって左側の、切り落ち。。って瓦を使うのが本来ですが??

普通でいい!今の瓦でいい!ってな具合でのご依頼。

面・葺き足共に違っがんべー!!

っと、あんよを、バタバタさせながら、訴えたのですが?(笑)

元請け自体が抵抗勢力。。

事実。。こ~んな事も、多いですよね♪

ま、くだぐだ言ってても、しょうがないので、

決められた事。ビしッ!っと、仕上げまっせ!!↓DSC07725.JPG

建物、明治時代。。

昭和の初期に、既存瓦にて、葺き替えられております。

瓦を見れば、わかっちゃうんだぴょ~ん!(笑)

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鬼瓦も・・・・ちょいと、面白いです。DSC07726.JPG

ま、ご希望通り!普通~に仕上げますが?

この鬼瓦を造った鬼師。この瓦を造った、瓦師

この瓦を葺いた、葺き師。更には、葺き直した、葺き師

の心意気。。

この俺が、負ける訳にもいかない!!

決められた、範囲内で、チラリ、男気を出します。

決められた通りじゃ、つまらないんべー!!(笑)


ビルの中のお屋敷

またまた修繕工事。このお宅、ビルに囲まれたお屋敷の

この蔵↓

DSC07709.JPG

刻み袖なんかも、いい味出しているでしょ?

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元、造り酒屋さんの、蔵です。手前が、麹蔵。

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今回の修理は、この下屋根部分の、棟積み替え工事です。

あっち側の、うだつ塀も、カッチョいいです。↓DSC07696.JPG

DSC07695.JPG

単なる、棟積み替えと言っても・・・・この熨斗で積みます。↓

DSC07707.JPG

既存の、この箱熨斗。で積みます。

鬼瓦は、これ↓

DSC07706.JPG

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ねじれを選別致しまして、針金を取り付けて、積み始め

ました。この高さまで、積みます。↓DSC07712.JPG

古瓦は、めんどくさいです。。

が??ご指名とあらば駆け付けます。

だって、僕は、歴史のわかる職人だからです。

な~んて、冗談はさておきまして、(笑)

ま、是非、やって下さい。。って、頼まれちゃうわけよ!

明治時代の土葺きの瓦DSC07715.JPG

DSC07717.JPG

かっちょいいよね♪

これを、気のない職人に触らせたくない!!

旦那様のお気持ち、よ~くわかります。。

「任せて安心・お洒落な屋根。。」

な~んて、冗談こきながら、めんどくせーと、言いつつ

にやにやしながら、作業している髭面の男が、そこにいた(爆)

そだ!丸瓦は、一部、こ~んなのが使われていまちた

DSC07703.JPG

↑刻印↓

DSC07714.JPG

尾張國知多郡樽水

大極上無類請合

瓦窯元 山田庄八郎

と、刻印されてました。これは、

私の、ひいひいひいおじいちゃんです。(大嘘)

ま、同じ山田。。なんかの縁って奴ですかね(笑)

尾張国知多郡。今の知多半島(三州瓦)ですかね?

まれにない大極上品保証します。ってな具合に、

太鼓判を押す所なんかも、気合の入っている証拠。

あながち親戚と言うのも、嘘じゃないかも????

(●>∀<●)ノケッケケケ    ププププぅぁはははははっは

ぎゃははははははは _(__)ノ彡☆ばんばん!


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